こんにちは、ロン毛メガネです。
■自律神経失調とは、漢方&現代医学
■自律神経失調良くある症状
■自律神経失調の緩和法
自律神経失調?!私は大丈夫だろう!
と思う人こそが引っかかりやすいです!
普段ちょっとした不調が実は自律神経失調と繋がっているかもしれない!
予防や改善したい人はぜひ読んでみてください!
役に立つはずです!
自律神経失調は気付かないうちにやってくる
自律神経失調は病気ではない!
自律神経失調はとてもアバウトな言い方です。
自律神経は私たちがコントロールしなくても
自律的に働いてくれるのが正常ですが、
失調する事は、自律的に働かずに混乱状態になる事です。
過呼吸、睡眠障害、偏頭痛など色んな症状が自律神経失調と言えます、
だから、10人に1は自律神経失調を持っていると言われています。
現代人は生活に追われて、ストレスが多くて、
不眠や夜更かし、不摂生など当たり前かのようになり、
それらの副産物は免疫力の低下やアレルギーの発症などと思われます。
実はこれら全部自律神経と関わります。
漢方から見ると自律神経失調は「未病」とも言えます!
正直、病気がハッキリしている時はちゃんとした病名があるので、
自律神経失調とは言わないと思います。
それで、もしずっと似たような症状が繰り返して、
検査を受けても特に問題ないけどなんか調子悪いなと
思う時は自律神経・未病の問題かもしれません!
漢方から見る自律神経は陰陽である!
実は4000年前、
漢方は既に自律神経(陰陽)の存在を分かっていると言われています。
現代医学には交感神経と副交感神経の事を自律神経と言います。
漢方の視点は、
交感神経は「陽」、副交感神経は「陰」と考えています。
例えば、
夜になると陽気が沈み、陰気が増えてくるので
副交感神経が優位に立ち、私たちは眠くなります。
もし自律神経(陰陽バランス)が失調したら、
沈むべきの陽気が沈まなかったら私たちは不眠になります。
自律神経失調がよくある症状
自律神経失調はとてもアバウトな言い方なので、
色んな症状が自律神経失調と言えますが、
その中でもよく現れる症状をいくつか紹介します。
肥満
副交感神経が私たちの消化吸収と関わるので、
副交感神経が不調が出たときは吸収と消化が悪くなり、
脂肪代謝能力も低下し、
栄養をうまく吸収できず毒素として体に残ってしまいます。
蓄積すると肥満になりやすいです。
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手足の末端冷え性
もし交感神経がずっと優位に立つと血管が収縮してしまい、
血行の流れが悪くなり、手足が冷たくなりやすいです。
長期間続くと免疫力の低下にも繋がります。
高血圧
高血圧の原因は遺伝や血管の病気など様々ですが、
自律神経失調すると血管が収縮してしまい
長期間続くと高血圧になる恐れがあります。
睡眠障害
交感神経(興奮状態)が優位になり、副交感神経(リラックス状態)が低下し、
これは自律神経失調の典型な形になり、睡眠障害は良くある症状です。
漢方がこれを「陰虚」と言います。
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動悸、不安感、多汗
これらの症状は更年期に似ています。
なぜかというと、更年期も「陰虚」だからです。
交感神経が優位になり、心拍数が早くなり、汗かきやすくなり、
緊張しやすく、不安感を感じます。
自律神経失調の原因は「心」「肝」である
「心」は意識、情緒、精神を司ります。
「心」が弱まると気血のめぐりが悪くなり、
記憶力低下、睡眠障害や情緒不安定などの不調が出てきます。
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「肝」は疏泄を司り、全身に気血を巡らせる役です。
「肝」が弱まると神経、循環器系、情緒に影響を与えます。
胃腸の不調、イライラしやすいや疲れやすいなどの問題が出てきます。
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交感神経「陽」失調の特徴
陰陽の「陽」が強くなっていて失調を引き起こしている状態です。
- 喉乾きやすい
- イライラする、不安感ある
- 顔が赤い
- 心拍数が早め
- 血圧が高め
- 便秘気味
体内に「陽」が強くなっているので
ちょっと熱を冷ますような食材がオススメです。
オススメ食材:
- スイカ
- 梨
- 葡萄
- トマト
- 昆布
- 苦瓜
- ハトムギ
など
副交感神経「陰」失調の特徴
陰陽の「陰」が強くなっていて失調を引き起こしている状態です。
- ツバが多い
- 精神不安定
- 落ち込む気味
- 汗かきやすい
- 軟便
- 小便が透明っぽい
体内に「陰」がこもっているので
体を温め、気血のめぐりを良くしよう!
オススメ食材:
- 桃
- サクランボ
- オリーブ
- カボチャ
- ニラ
- パクチー
- もち米
など
自律神経をどうバランスを取ればいいのか?
自律神経失調にならないようにバランスを取ることが大事になります。
不摂生したり、夜更かししたり、昼と夜が逆になったりする生活は
慢性病につながるので出来るだけ控えましょう。
規律な便通習慣
実は自律神経失調したら、私たちは下痢になったり、便秘になったりします。
規律な便通習慣を身につけることによって体の生理時計は
安定するため自律神経の安定に繋がります。
起きたら白湯を飲む
寝ている間は副交感神経(陰)が活発になりますが、
起きると少しずつ交感神経(陽)が優位になってきます、
こういう時に白湯を飲むと胃腸を活性化し、
体を起こす事によって副交感神経が下がり、
交感神経の活発化に繋がります。
呼吸
呼吸に関して色んな記事にも書きましたが、
本当にとても大事です。
平穏な腹式呼吸の目安は4〜6秒に一回がいいと言われています。
リズムのいい呼吸は自律神経を落ち着かせて、
バランスよくしてくれます。
オススメなのは寝る前5分、目を閉じて頭を真っ白にして
ゆっくりと腹式呼吸をしてみましょう。
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お散歩
ランニングが好きな人もいると思いますが、
もし自律神経失調がある人はあまりオススメしません。
走ることによって心拍数が早くなり、
交感神経を刺激してしまいます。
なので、リラックスできるお散歩がいいと思います。
自律神経失調かもと思う時は内関と神門を押す
冒頭でも言いましたが、自律神経失調は病気ではなく、
色んな病気じゃない症状が自律神経失調と名付けたのです。
ここで良くある症状を緩和できるツボを紹介します。
内関ツボ
対応する症状:
動悸、胃の違和感、胸苦しい
場所:
手首の2本の縦筋の間、
手首の横線から2インチのところにあります、
の太さにもよりますが約2.5~3本指のところです。
力加減は痛くならない程度で大丈夫です。
ゆっくりと円を描くのようにマッサージしてください。
押す時間はお好みで、又は症状が緩和できたと感じるまで。
神門
対応する症状:
不安感、睡眠障害、食欲がない時
場所:
小指と薬指の間の延長線と手首の横線の交差点にあります。
力加減は痛くならない程度で大丈夫です。
ゆっくりと円を描くのようにマッサージしてください。
押す時間はお好みで、又は症状が緩和できたと感じるまで。
まとめ
- 自律神経失調は病気じゃない
- 長期間続くと病気に繋がる
- 安定な生活リズムを保つ事が出来れば改善できる
- 陰陽のバランスは食べ物で補佐
- 呼吸と体を動かす事が大事
- 五臓六腑の「心」と「肝」をケアする事が大事
さて、今回はここまで。
自律神経失調は現代人の良くある未病です、
気にしすぎないようにすればいいじゃないかなと思います。
気にしすぎるとストレスを感じたり、不安になったりするので、
悪循環になります。
日々生活に追われていると思いますが、
出来るだけ落ちついていきましょう!
ご愛読ありがとうございました。
漢方養生の本場香港で育ちてられたロン毛が
本場の養生を分かりやすく解説する動画をどうぞ
小学生でも分かるようにクセのある日本語でお伝えします。