こんにちは、ロン毛メガネです。
本記事の内容
■五月病の原因
■五月病の予防法
■五月病の改善法
4月の中旬に入り、湿気が少しずつ強くなってきましたね!!
早めの五月病になる人もそろそろ出てくるじゃないかなと思います。
なりやすい人とならない人がいると思いますが、
何が違うだろ?と思ったことがありますか?
これから解説していきます。
きっと役にたつと思うのでぜひ読んでみてください。
五月病とは何か?その原因は湿気?!
漢方目線から見ると春は湿気が強くて、
「湿邪」湿の邪気が体に侵入し、脾胃にこもりやすいと考えています、
脾胃が湿邪にやられて、運化作用がうまくできず、
気血の生成と経絡のめぐりが悪くなる事によって、
疲労感や眠いと感じやすくなるようになります。
原因は体調、天気、食事、睡眠など色々ありますが、
5月に入ると体がだるくて、疲れやすくなったり、
頭が重かったり、いくら寝ても足りなかったりします。
ただ、これらは自然現象と言われていて、病気ではないです。
そして、春は気温が上昇することによって、
血管が膨張し、血流が早くなるのに体がついていけない場合があります。
脳に提供する血液が少なくなり、疲れやすくなりやすいと言われています。
さらに、春の暖かい気温と湿度は人間にとって
リラックス効果があるらしいので、
5月に入ると眠くなりやすいと言われています。
これらの原因が重ねることによって
「五月病」と呼ばれるようになったと思います。
「五月病」の6大症状とは
五月病は必ず5月になる訳ではないので、
体質によって湿気が強い日になる人もいると思います。
自分はもしかしたら五月病かなと確かめたい時は
この6大症状を確認してみてください。
睡眠質が悪い
寝ても寝ても足りない感じがする、
または夜中よく起きてしまう、よく夢を見るなど
食欲が低下
湿邪が脾胃にこもり、胃腸が張っている感じがしたり、
ガスが溜まっていて、あまり食べてなくても満腹感を感じたりします。
足がむくみやすくなる
湿邪が脾胃にこもり、気血水のめぐりが悪くなり、
下半身がむくみやすくなります。
大便がベタ付く
湿邪のせいで大便がベタ付くようになり、
お尻や便座に付いていて流してもキレイに流せないです。
顔色が黄色っぽくなる
肌の弾力がなくなり、顔色が黄色っぽくなり、
老けたように見えます。
舌苔が厚くなる
朝起きて舌をチェックしてみてください、
舌の苔が白くて厚くなっているだと
湿邪過剰になっているかもしれないです。
「五月病」に似た不調は無視できない
五月病は5月になると限らないと言いましたが、
もし4月下旬~5月以外に似た症状が長続くと
ちょっと気をつけたほうがいいかもしれません。
例えば、肝炎の前期症状として眠くなる場合や
心臓病のような慢性疾患だと体力が落ち、だるくなる事があります。
肝の不調かもしれない
眠くて顔色が黄色っぽくなるのは肝の不調がもしれないです。
現代医学から見ると長期的にアルコールを摂取すると
肝臓に負担がかけてしまいます。
または、長期的に油っこい物を食べると脂肪肝になり事があります。
もし長期的に体がだるくて眠い疲労を
感じているなら病院に行ったほうがいいと思います。
貧血かもしれない
頭がフラフラしたり、眠くなったり、だるくなったりするのは
五月病以外に貧血の可能性があります。
耳鳴りやめまい、集中力低下が続くと貧血かもしれません!
過眠やボーっとするのは酸素不足かも
ボーっとしたり、長時間寝ても眠いというのは五月病に似てますが、
実は脳が慢性的に酸素不足かもしれません。
職場の環境やお家の換気が出来ていない時によく現れます。
そういう時は、ちょっと外に出て深呼吸するといいです、
または、時間が余裕があるときに有酸素運動をするのもオススメ。
五月病の四大予防法とは
五月病は生活習慣病の一つに言えます、
生活習慣をちゃ
んとすれば予防は出来ると思います。
早寝早起
これが一番効果的な予防法になります。
春になると体の生理時計が乱れやすくなるので、
出来れば23時前には布団に入ったほうがいいと思いますね。
朝は二度寝せずにパッと起きるのが一番いいです、
二度寝してしまうと睡眠時間が長くなるし、
寝ても寝ても眠い気がしてしまします。
余裕があればお昼に10分〜15分のお昼寝するといいです、
足りてない気血水をちょっとだけでも塡充するように!!
体と脳を起こしましょう
朝起きたら、すぐ歯磨きと洗顔をすると多少はスッキリします、
またはコーヒーを入れたり、ジャスミン茶を入れたりして
香りを利用して脳を起こしましょう!
そして、ストレッチも結構オススメです。
実際外国のセレブたちも実践しているようですよ!!
最初は硬くて痛いかもしれないですが、
慣れたら結構痛気持ちいいです!!
オススメのストレッチはこちら↓
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食事は味を薄めな物を選ぼう
出来ればサッパリした食べ物と味が薄めな物がいいと思います。
味が濃くて油っこい物は湿邪を誘い、脾胃に負担がかけてしまいます。
春なので、新鮮な野菜、果物を積極的取り入れましょう。
または、ニンニクや生姜、ニラなど辛味の物をちょっと取り入れるといいです。
辛味は血行促進効果があり、湿邪を駆除してくれます。
体を動かそう
五月病の予防だけでなく、
色んな生活習慣病の予防にもなる有酸素運動が一番いいです。
ランニングしたり、公園で散歩したり、
ラジオ体操したりするといいでしょう!
または、春の山や森などで遠足するのもオススメです。
体と心の養生になるのでぜひ大自然の中で運動しましょう!
オススメ食材&薬膳スープレシピ
まず五月病予防や改善に役立つ食材をご紹介します。
- あずき:むくみやすい人にオススメ。利水効果があり、冷え性でもOK
- ハトムギ:あずきよるむくみを取ってくれますが、冷え性は控えたほうがいい。
- 山薬:脾胃と腎を補い、湿邪を滞らないようにしてくれる
- 南蛮毛:トウモロコシのヒゲ、利水効果があり、体質を選ばない、万人受け。
- 冬瓜:利水効果があり、スープにしても美味しい。
「陳皮ハトムギあずきスープ」
上にも書いてある、ハトムギとあずきに陳皮を加えて
五月病にピッタリなスープを作ることが出来ます。
材料:(3~4人分)
陳皮(みかんの皮):10g(お好みで増減可)
ハトムギ:40g(お好みで増減可)
あずき:120g (お好みで増減可)
氷砂糖 適量
作り方:
ハトムギとあずきは水に浸って一晩置きます。
陳皮は使う前に軽く洗います。
準備できたら、全部の材料を2Lのお水が入ってるお鍋に入れて強火をつけます。
沸騰したら、氷砂糖を入れて中火にして1時間ほど煮たら完成です。
*妊婦さんは避けてください。
さて、今回はここまで。
五月病は五月に発生しやすいですが、
5月以外も発生するので、似たような症状があるときは
ぜひこのスープを作ってみてください!!
特に南へ行けば行くほど湿気が強くなるので、
南部に住んでいる人はぜひ飲んでみてください!!
ご愛読ありがとうございました。
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