こんにちは、ロン毛メガネです。
本記事の内容
■秋とは
■秋の養生法
■秋に対応する五臓
■オススメ食材
「○○の秋」シリーズが結構あります!!皆さんはどんな秋を過ごしてますか?
ぜひこの記事を見て今年の秋はどんな秋にするのかを見つけてください!
秋とは
二十四節気を見てみましょう。
秋は立秋からスタートします。
立秋→処暑(しょしょ)→白露→秋分→寒露(かんろ)→霜降を経て
立冬までの約3ヶ月が秋になります。
秋は陽気が少しずつ減り、陰気が増してくる季節、
植物たちは実を結び、天気は徐々に涼しくなります。
夏の活発の行動を少しずつ落ちるかせて、
心身とも穏やかに、気持ちを内側に向けるようにしましょう。
中国の黄帝内経はこういう文章があります↓
秋三月,此謂容平,天氣以急,地氣以明,早臥早起,與雞俱興,使志安寧,以緩秋刑,收斂神氣,使秋氣平,無外其志,使肺氣清,此秋氣之應養收之道也,逆之則傷肺,冬為飱泄,奉藏者少。
ここで注目したいのは「容平」(ようへい)という言葉。
容平とは
容(かたち)が平定する。簡単に言えば収める、安定するという意味です。
自然界のすべてが成熟し、万物が安定してくるという考えですね。
「收斂神氣」「逆之則傷肺」
気を徐々に収めて、心を安らかな気持ちを保つことが大事だと考えられます。
それを逆らうと肺気が損なわれ、冬には下痢などの不調が起こしやすいといいます。
秋の養生
まず「金」行をみてみましょう。
対応季節は秋、五臓は肺、五気は燥ですね
「燥邪」を防ぐ
秋は乾燥が始まる季節ですが、
初秋は未だ「湿邪」が暴れてるので油断しないでくださいね。
中秋に入ると涼しくなり、湿度も下がり、
乾燥を感じるようになりますね。
「燥邪」がお肌、鼻、喉などを乾燥させ、
皮膚病や呼吸器系に悪影響を与えます。
体内も乾燥し便秘やコロコロ便になりやすくなります。
症状:
- 鼻と喉の乾き
- 空咳
- 便秘
- 皮膚の乾燥など
対策:
- マスクで鼻と喉を守る
- 保湿乳液やクリームで皮膚を守るなど
- 加湿器を使用(機械の内部がカビ付いてるかどうか要確認)
「肺」
上にも書きましたが、初秋は夏の暑さと湿気が残り、
中秋になると気温が下がり、乾燥してきます、晩秋には陰気が強くなり寒さが増してきます。
そんな気温と湿度変化は激しい秋には、
体表のバリア機能をコントロールしてる「肺」に大きな負担をかけてしまいます。
肺の不調による症状:
- 咳
- 鼻水
- カゼ
- 鼻づまりなど
秋のオススメ食材
毎回書きますが、旬なものを食べましょう!間違いないです。
「酸甘化陰」酸味と甘味を一緒に摂ると体をうるおすことができます。
体内から乾燥を防ぎ、さらに辛味のあるものを食べて体を冷やさないよう、
そして、白い食べ物も肺にいいので積極的に食べましょう。
ただし、辛味と言っても刺激の強いもの、とても辛いものは控えてくださいね。
逆効果になってしまいます。
また、夏に行動的になった分、免疫力と体力は下がってると思うので
しっかり食べて免疫力と体力を補いましょう。
オススメ:
- 実や種類:松の実、栗、クルミ、落花生など
- 白いもの:白ごま、山芋、*ゆり根など
- 甘味:かぼちゃ、サツマイモ、レンコン、ナツメ、タコの実など
- 果物類:バナナ、梨、ぶどう、リンゴなど
- お茶:枇杷の葉
*ゆり根は更年期の女性にとてもいいのでぜひ食べてみてください。
まとめ
- 早寝早起し、心を落ちるかせる
- 初秋、中秋、晩秋の温度差、湿度の変化に注意
- 乾燥対策をしっかりする(マスクや保湿クリームなど)
- 体の内側をうるおす(酸味と甘味組み合わせて食べる)
豆知識
しっかり対策してケアしてるけど、毎年から咳が出たりする人は「肺」が弱いかもしれません。
ぜひ、大声を出して「肺」を鍛えましょう。私はお家やカラオケで歌ってたりしてます。
ストレス発散にもなるので一石二鳥ですよ!
さて、秋はここまで、
秋は気持ちを収め「読書の秋」であり、
しっかり栄養を補う「食欲の秋」でもある!
やはり、そういう言葉が現れるのは理由があって、
昔の人たちが残した知恵かもしれません。
ご愛読ありがとうございました。
漢方養生の本場香港で育ちてられたロン毛が
本場の養生を分かりやすく解説する動画をどうぞ
小学生でも分かるようにクセのある日本語でお伝えします。