こんにちは、ロン毛メガネです。
本記事の内容
■夏の過ごし方とは
■夏にケアすべき「心」「脾胃」の話
■夏のオススメスープ&お茶レシピ大公開
日本は四季があり、それぞれが特徴があって
色んな楽しみ方があります。夏は特にアウトドアで遊ぶ人が多いと思います。
そんな時に体調崩していたら嫌ですよね!
今日は夏の過ごし方についてお話します。
夏は「心」を養うべき
なぜかと言うと
「春夏養陽,秋冬養陰」
中国の古典《黄帝内経》引用
中国ではこんな言葉があります、
「春夏は陽気を養い、秋冬は陰気を養う。」という意味です、
私たちの「心」は陽に属し、血液循環を司り、
夏になると新陳代謝と血液循環が活発になるため、
「心」に負担をかけてしまいます。
五臓六腑の心とは
ここの「心」は心臓ではなく漢方の五臓六腑の事です。
「心者君主之官也,神明出焉」
中国古典《素問》を引用
簡単にいうと私たちの精神活動、意思、情緒などの事です。
そして、「心主血脈」と言う言葉もあります。
全身の血脈は心がコントロールをしていると言う意味です。
夏は温度が高くなり、睡眠障害、イライラ、頭痛などになりやすくなり、
間接的に血圧や血管疾患に影響を与えてしまう可能性が高くなります。
それらは全部「心」の影響です。
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「心」による不調とは
精神的 | 不眠、夢が多い、不安感、集中できない、イライラ、 反応が鈍くなる、物忘れ、精神不振、いきなり倒れる |
---|---|
体調的 | 顔色が暗い、胸が悶絶する、胸が痛い、狭心症 |
「心」に優しい赤ワイン
赤い物は「火」「陽」と分類され、「心」に通じると考えられます。
なので、赤ワインは心の気を養い、血を補う効果があると言われています。
そして、西洋医学の研究により赤ワインには豊富なミネラル、ビタミンが含まれて
しかも抗酸化効果もあり、免疫力アップに効果が期待できそうです。
しかも、心臓病や血管疾患の予防にもなり、抗酸化は老化を緩和する効果もある
と言われています。
飲むタイミング
食事中に飲むのがベスト!
赤ワインは消化と吸収促進の効果があり、胃腸を守ってくれます。
飲み過ぎはNGです、毎日100cc前後を飲むのが理想的だと言われています。
薬膳レシピ大公開【心を養う】
赤い食べ物を食べましょう。
赤い食べ物は心を養い、血を補う効果があると言われています。
例えば:
- トマト
- りんご
- 人参
- 赤身お肉
- クコの実
- 山査子
簡単で誰でもできるスープレシピ
百合根卵スープ
効果:「心」を落ちるかせ、陰を潤し、血を補う
こんな人にオススメ:
不眠、睡眠質が悪い、イライラしやすい、不安感、気持ちが落ち着かない
百合根卵スープの材料:
百合根 | 乾燥百合根20g〜30g |
---|---|
卵 | 1〜2個 |
水 | 750cc |
鶏ガラ/チキンコンソメ | 適量 |
塩 | 少々 |
ハーム/ソーセージ | (お好み、なくても可) |
ニラ | (お好み、なくても可) |
作り方:
- 乾燥百合根を水に入れて一晩寝かします。
- ハーム・ソーセージを小さく切る。
- 卵を溶く。
- 鍋に750ccの水を入れ、一晩寝かした百合根、ハーム・ソーセージを入れる。
- チキンコンソメを入れて、火を付ける。
- 沸騰してきたら弱火にし、10分ほど煮込む。
- 最後は溶き卵を入れ、塩、ニラを入れて完成です。
夏は「脾胃」にも気を配ろう
夏は暑さだけではなく、湿気も強い!
「脾胃」には最悪な環境です!
「熱」と「湿」は消化機能を低下させてしまい、
疲れやすい、食欲湧かない、軟便、手足の冷え、悪化すると「水滞」を
引き起こす可能性があります。
脾胃が弱い人が多いと言われている現代社会は夏になると
消化器系の不調がより目立つようになります。
脾胃の夏トラブルを避けるスープレシピ
あずき&ハトムギ除湿スープ
効果:体内の余分な湿気を出す、浮腫みを取る、脾胃を養う、血を補
こんな人にオススメ:
雨の日や梅雨時期に浮腫みやすい、体が重くてだるい、軟便
あずき&ハトムギ除湿スープ材料
あずき | 適量(目安20g) |
---|---|
ハトムギ | 適量(目安20g) |
乾燥百合根 | 適量(目安15g)【なくても可】 |
蓮の実 | 適量(目安15g)【なくても可】 |
氷砂糖 | お好み(なくても可) |
作り方:作り方は動画をご覧ください↓
脾胃に優しい食材を紹介
脾胃を養いたいなら「黄色食材」がオススメ。
例えば:
- カボチャ
- 雑穀
- トウモロコシ
- きび
- ポテト
- サツマイモ
- 大豆
- クルミ
- ピーナッツ
- マンゴー
- パパイヤ
夏の隠れ不調とは
夏は「肥満の罠」です。
夏は陰気が少なくなり、陽気が盛んになるため、天気も体も暑くなる季節です。
暑さによって、口が乾きやすく、イライラする、食欲低下、精神不振などが
起こるわけです。
元気を出そう、食欲を取り戻そうとする時は辛いもの、甘いもの、味の濃いもの、
油っぽいものや冷たいものを食べがちになります。
しかし、
暑さのせいで運動するのしんどい、汗かくの嫌だ、
冷房の部屋に座りっぱなしになりがちです。
食欲促進のためにいっぱい食べたのに動きたくない人が多く、
結局、多く摂取した分は脂肪になり、太ってしまうわけです。
しかも、
アイスや冷たいお菓子などは糖分が多く含まれ、
食べすぎると肝臓の分解代謝が低下し、
血管まで脂肪に詰まってしまい、
血管疾患、血管の老化につながる可能性があるので、ほどほどにしましょう。
夏にオススメお茶を紹介
山本漢方製薬 しそ茶
オススメ | |
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効果 | 解毒健脾 |
効果 | 胃腸の動きを促進 |
スリーミント有機ハーブティー
オススメ | [jinstar4] |
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効果 | 性涼、健胃 |
効果 | 血行促進、発汗、熱中症予防 |
レモン & ライム ティーバッグ
オススメ | |
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効果 | ダイエット、潤肺、順気 |
効果 | 夏の疲労を回復させる、暑さによる頭痛を緩和 |
まとめ
- 夏は「心」「脾胃」を養う季節
- 赤い&黄色い食材がオススメ
- 暑さと湿気に気をつけるべき
- 除湿は生活環境だけでなく体も除湿すべき
- イライラ、不安、夏の睡眠障害は食事、スープ、お茶で緩和できる
- 夏の隠れ不調「肥満」に気をつけよう
さて、今回はここまで!
夏の気候がコロコロ変わるので、暑かったり、雨降ったり、
風が強かったりするので、油断できない季節です。
ぜひ上記のスープやお茶を飲んでみてください!!
ご愛読ありがとうございます
漢方養生の本場香港で育ちてられたロン毛が
本場の養生を分かりやすく解説する動画をどうぞ
小学生でも分かるようにクセのある日本語でお伝えします。