世の中に「スーパーフード」や「サプリメント」が存在します、病気を治す事は出来ないが、健康を守り「未病」を防ぐ事ができます。
もっと簡単に言えば病気にならないように生きる事です。
100年人生と言われているこの時代、健康寿命を延ばすのが課題になってきます。それで、養生の知識は知っておいて損はないはずです。
本記事の内容
・漢方とは
・ライフケア/養生とは
・養生の考え方
健康志向の人やなんか年をとって体調を崩しやすくなってきたと思う人はぜひ読んでみてください。きっと役に立つはずです。
「漢方」とは？
「漢方」＝「漢方薬」「薬草」と勘違いしている人が多いと思いますが、
「漢方」＝「漢方薬」ではありません！！
「漢方」は日本の奈良時代に中国から入ってきた古代中医学を基本として、日本の気候や食べ物、生活習慣などの影響を受けながら発展してきた医学体系です。
そして、「漢方」は中国語ではありません！！
西洋医学を「蘭方」と呼んだに対して中医学を「漢方」と名つけたわけです。（漢代に流行っていたから「漢方」と呼ばれているようです）
「漢方」の中には「医学」「薬学」「養生学」に分かれて、「養生学」がその中の基本になり心身の「生命力」「免疫力」を高めていくという考え方が「漢方養生」の基本です。
漢方の養生とは
「養生」とは、「生命を養う」という意味です。文字通りですね（笑）
オシャレに言うと「ライフケア」とも呼ばれています。
心身の健康と向き合って常に生命力、免疫力などを高めていくことが大切です。「病気じゃないから健康だ」ではなく、食生活、生活習慣、運動、休息などをバランスよく考えながら「未病」を予防し元気に過ごすのが養生です。
私たちの五臓六腑は日々変化していて、その状態を正常に保つための健康法で、体から出た不調を気づき、自分の生活環境にあった養生法を見つけて、それを習慣にしていくことが大事です。
養生の考え方
- 自然に沿った生活
人間は自然/宇宙の一部であり、私たちの体は１つの小さいな宇宙でもあるので、
自然（季節、気候など）と調和した生活環境がとても大切です。
漢方では「天人合一」（てんじんごういつ）と言います。簡単にいえば季節、気温、環境に沿った服装や生活をする事です。
例えば：冬には半袖短パンで外出しないこと。
- 陰陽バランス
一年単位、一日単位で陰陽は常に変化していて、私たちには常にその影響を受けています。
自然とはもちろんですが、陰陽の変化にも気をつけて体内外のバランスを保つといいです。漢方では「陰陽平衡」（いんようへいこう）と言います。
例えば：夜は陰の時間なので激しい運動をしないこと。朝は陽の時間なので寝込まない事。
- 心身ともにケアする
心と体はお互いに切り離せない存在で、どちらが不調が出たらもう一方にも影響を与えてしまうので、心身ともにケアしなければなりません。
漢方では「心身一如」（しんしんいちじょ）と言います。ストレス、緊張、思い悩みが長く続くと体にも影響が出てしまい、食欲がなくなったり、体温が下がったり、免疫力が低下したりします。
例えば：定期的にストレス発散する、思い悩みすぎない事。
人を木に例えると
私たちの体を木に例えてみると、根元は私たちの体質（土台）になります。ちゃんと自然と調和し、陰陽バランスを保ち、心身ケアもできていれば私たちの免疫力や自然治癒力も上がります。
それによってホルモンバランス、自律神経、新陳代謝などは安定して、健康な状態で居られるわけです。
土台がしっかりにしていて、心身とも安定していれば、大きな台風が来てもそう簡単には倒れません。
逆に言うと
体質（土台）の部分がしっかりしてないと体調（葉っぱ）に現れます。食事の不摂生が長く続いたり、運動不足だったり、休養不足だったりすると、免疫力や自然治癒力が低下し、ちょっとした風が吹いてたら簡単に倒れてしまいます。
小さいな「未病」が重ねてしまったら大きな病気になります。
今一度体からのメッセージをに耳を傾け、自分の体はどんな状況なのか、便秘、下痢、耳鳴り、むくみ、ニキビ、抜け毛など全部体からのメッセージです。
その根本的な問題を見つけて解決して、健康を維持するのを目指しましょう。
それが「生命を養う」- 養生/ライフケアのことです！
ご愛読ありがとうございます。
漢方養生の本場香港で育ちてられたロン毛が
本場の養生を分かりやすく解説する動画をどうぞ
小学生でも分かるようにクセのある日本語でお伝えします。
