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感情は臓腑に影響を与える?【内傷病】

喜怒哀楽
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こんにちは、ロン毛メガネです。

本記事の内容
■七情とは
■五臓への影響
■七情による不調

外感病の次に内傷病を書きますー!

私たちの心はとても複雑でデリケートですけど、

ちゃんと自分の気持ちと向き合わないと体調まで崩してしまいますよ

そうならないように、ぜひこの記事を読んでみてください。

七情とは

七情とは「怒・喜・思・悲・憂・恐・驚」の七つの感情です。
「内傷七情」とも呼ばれます。

漢方-五行配当表

五行配当表を見ると分かりますが、

それぞれ五臓に関係していて、

感情が行き過ぎると五臓の不調を起こし、

病因になります。

  1. 怒=肝
  2. 喜=心
  3. 思=脾
  4. 悲・憂=肺
  5. 恐・驚=腎

七情による影響

 

感情が正常であれば臓腑気血のめぐりはスムーズに行い、

感情が過剰になると気血が乱れ、不調を引き起こす原因になります。

怒則気上

  • 正常:
    肝気が上がって、血圧が上昇します。
  • 過剰:
    怒りすぎると、肝気が頭まで上り、頭痛やめまい、目が充血などの症状が現れます蔵血作用が失調になり、気血が逆流し突然倒れる事があります。または、突発難聴や高音な耳鳴りも症状として現れます

喜則気緩

  • 正常:
    気は緩み、気をめぐらす事ができます。
  • 過剰:
    気が緩みすぎて、集中できなくなり不眠や失神、など精神異常の症状があらわれます。

思則気結

  • 正常:
    気がつまります。
  • 過剰:
    何かを考えすぎると精神的に疲労し、脾気がつまりお腹が膨らみ、軟便や食欲不振などの症状があらわれます。

悲(憂)則気消

  • 正常:
    気が沈みます。
  • 過剰:
    悲しみや憂い過ぎると、肺気を消耗し、声が小さくなり、呼吸が速くなり、咳が出るやボーっとするなどの症状があらわれます。

恐則気下

  • 正常:
    気が下がります。
  • 過剰:
    恐過ぎると、蔵精と二陰に関係ある腎の気が下がり、気の固摂作用が失調し、小便大便の失禁、流産、早漏などの症状を引き起こします

驚則気乱

  • 正常:
    気は乱れます。
  • 過剰:
    腎は心の働きを助ける役割もあり、腎気が乱れると心にも影響します。精神不安定になり、落ち着かないや精神混乱状態になります。

 

まとめ

健康を維持するには食事、運動、休憩のバランスがとても大切です。
暴飲暴食や偏食は五臓に悪影響を与えます、
感情もそうです、過剰すると精神疲労になり、
気を消耗しすぎや乱してしまう事で臓腑に悪影響を与えます。
心身の中庸を目指すのが養生です。

 

さて、六淫七情が全部終わりました。

漢方理論な部分はほぼ公開しましたので、

次回からは応用編に切り替えます!!

ご愛読ありがとうございます。

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