こんにちは、ロン毛メガネです。
本記事の内容
■頭痛の原因「現代医学&漢方」
■漢方視点から見る頭痛
■頭痛を緩和する方法
頭痛は誰でもなった事があると思います、
多くの頭痛は病気ではなく過労や体調不良など体が出したサインの一つです。
頭痛になると早めに寝たり、頭痛薬を飲んだりすると良くなる場合がありますが、
長期間に渡ってじんわりと痛い人もいます。
ぜひ頭痛に悩んでる人は読んでみてください!
きっと役に立つはずです。
現代医学の視点から見る頭痛の原因とタイプ
頭が痛くなると脳の病気じゃないかと心配する人がいると思いますが、
多くの頭痛は頭の筋肉、血管や神経の問題だと言われています。
大きく分けて2種類があります。
- 原因がはっきり分からない頭痛
- 病気による頭痛
原因がはっきり分からない頭痛は
- 偏頭痛
- 緊張性頭痛
- 郡発性頭痛
病気による頭痛は
- 頭、首、耳、目、鼻、歯などの不調
- 脳や骨髄の血管異常
- 神経痛
- 外部の刺激(匂い、薬の副作用など)
それぞれのタイプは検索すれば情報がいっぱい出てきますので、
ここでの説明は省けます。
漢方の視点から見る頭痛とは
「頭為諸陽之會」
頭は体の一番上であり、五臓六腑の気血が頭に集まると考えています。
なので、季節、六淫外邪の侵入、七情の変化、臓腑の失調は頭に影響を与えてしまい、
頭痛を引き起こすわけです。
漢方にも大きく2種類に分けて考えています。
- 外感頭痛
- 内傷頭痛
外感頭痛とは
不摂生や気血の不調によって免疫力が低下し、外邪が侵入しやすくなります。
多くの場合は風邪(ふうじゃ)の仕業だと言われています、
しかも、風邪が他の邪気を連れて侵入する場合が多いです。
寒邪を連れ込むと、
血行を悪くなり、経絡も塞がり安くなり、頭痛になります。
体の火を全部体の上部(頭)に持ち上げられて頭痛になります。
湿邪を連れ込むと、湿が体内をドロドロにして、気血のめぐりを障害し、頭痛になります。
内傷頭痛とは
脳は髄の海と言われ、肝腎の精気と脾胃の運化作用で出来た水谷精微が
脳への気血や栄養をコントロールしていると考えられています。
なので、臓腑の気血が不調が出ると頭痛になりやすいです。
良くあるのは↓
- 腎虚 – 先天の精が不足し、さらに栄養失調で腎虚による頭痛。
- 肝陽 – 肝陰が不足し、陽気が溢れて上昇し情緒不安定による頭痛。
- 脾虚 – 気血の生成が少なく、気虚や血虚による頭痛。
- 痰飲 – 体内の水(津液)の代謝がうまくいかない事による頭痛。
- 瘀血 – 瘀血が経絡を塞がる事による頭痛。
簡単に言うと、
気血不足、外邪の侵入、五臓六腑の不調などが頭痛の原因だと考えられていますが、
頭痛の原因は本当にとても多いので、やはりお医者さんに舌診や脈診を見てもらうのが
一番いいだと思います。
自分は外邪なのか内傷なのか分からない人は私が作った表をご参考に
頭痛を緩和する方法とは
頭痛の原因がとても多くて、外感頭痛はもちろんですが、
内傷頭痛も薬草を使用する場合が多く、
養生指導士の私のブログではお薬の事は書かないですが、
緩和する方法を紹介します。
これらの方法を身につけたら、頭痛に襲われた時にすぐに対応できるし、
痛み止の薬を飲まずに済むのでぜひ身につけてください!
方法としては、ツボマッサージ、鍼灸、カッサ、カッピングなどがあります。
今回はツボマッサージを紹介しますね
良く紹介される風池、天柱、風府
やり方はとても簡単です、
親指または人差し指と中指でツボを強弱をつけてぐるぐる回しながら押すだけです。
それぞれ3〜4分押すと頭痛が緩和すると思います。
お時間がない人はそのうち一つでもいいので数分間マッサージするといいです。
この図を見ても良く分からないと思いますが、
まず風池ツボから行きましょう。
風池(ふうち)ツボ
位置:
風池ツボの位置は耳の後ろの骨と後頭部の真ん中のくぼみとの間にあります。
または首の筋に指を置いて、少しずつ上に移動すると生え際のあたりのやや外側にくぼんでいる所が風池です。
風府(ふうふ)ツボ
位置:
風府はとても探しやすいツボです。
頭の正中線に位置し、頭と首の間のくぼんでいる所です。
風池ツボの横にあります。
天柱(てんちゅう)ツボ
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、
風池ツボの約親指1本分の斜め下に位置します。
または首筋から上に上がってきて、
生え際に到達したら左右に親指1本分(約2cm)ずれた所にあります。
あまり知られてないツボ!頭維、太陽、中諸
これらのツボのマッサージは1分くらいでも構わないので気軽にできます!
頭維ツボ(ずい)
位置:眉尻の延長線上にあります。ちょうど生え際の丸みがある所です。
太陽ツボ(たいよう)
位置:目と眉の間の横のくぼんでいる所にあります。
中諸ツボ(ちゅうしょ)
位置:薬指と小指の骨の間のくぼんでいる所です。
どれでもいいので、頭痛の時に押してみてください!
まとめ
- 頭痛の原因は多くて特定するのは難しい。
- 頭痛は体が出してる不調のサイン、無視はできない
- 急性頭痛は外邪(カゼなど)、慢性は内傷(不摂生、過労など)
- 気虚、血虚、痰飲の人は頭痛になりやすい
- 寝ても休んでも治らない場合はお医者さんに見てもらた方がいい
- 痛み止に依存してしまう場合が多いのでできれば飲まないほうがいい
- ツボマッサージは一番簡単かつ効果的な緩和方法
さて、今回はここまで!
頭痛は本当に油断できないです。
頭痛いなと思ったら、ツボを押したり、早めに寝たりしてくださいね!!
ご愛読ありがとうございました。
漢方養生の本場香港で育ちてられたロン毛が
本場の養生を分かりやすく解説する動画をどうぞ
小学生でも分かるようにクセのある日本語でお伝えします。