サツマイモといえば焼き芋のイメージだと思いますが、香港ではデザートにして食べる場合が多いですよ!サツマイモは気(パワー)を補ってくれるので冷え性の人や疲れやすい人、胃腸が弱っている人にはとてもおすすめします!
ぜひレシピを見ながら作ってみてください!
本記事の内容
■香港の伝統薬膳デザートを紹介(レシピあり)
今回の記事は理論的な部分はありません、ただ、香港と北京に住んでた時、秋冬には必ず食べる食養生を紹介します。とても簡単です。
「サツマイモ生姜スープ」番薯糖水
使用する芋によって色が変わりますが、効果は変わらないと思うのでお好みで芋を変えてみてください。
スープの材料(3〜4人分)
- 水 : 2L
- サツマイモ : 2〜3個(スイート芋推奨)
- 生姜 : スライス切り4〜6枚(辛味好きな人は6以上でも可)
- 純黒糖 : 大さじ3〜4(45〜60gお好みで調節してください)
手順
1. 2Lの水を沸騰させます。
2. 加熱している間、サツマイモの皮を剥きます。
皮を剥いたサツマイモは酸化しやすいので、水に浸けときましょう。
3. 生姜を洗い、皮ごとにスライス切りにします。
4. 2Lの水が沸騰したら生姜とサツマイモを一緒にお鍋に入れます。
5. 中火にし、約30分くらい煮込んでいきます。
6. 30分後、イモが柔らかくなったかどうかをチェック。
7. 柔らかくなったら黒糖を投入して、溶けるまでやさしく混ぜます。
8. 完成。
暖かいうちに食べましょうね!
サツマイモの効果
サツマイモには葉酸、ビタミンC、B6が豊富で、
電解質や血圧をコントロールしてくれる。
ビタミンA(βカロテン)やビタミンCは抗酸化作用があり、
そして、研究によると血糖値を下げる効果や抗糖尿病効果も期待できそうです。
- 漢方の視点から見ると
五味は「甘」、五性は「平」、帰経は「脾腎」
サツマイモは「気(パワー)」を補い、
「水」を生成し体に潤いを与え、
「脾胃」を整え、便通を良くする効果があります。
気虚(パワー不足)や血虚(血が不足)の人にはとてもおすすめですよ!
生姜、黒糖の効果
生姜の五味は「辛」(辛味があり)、五性は「温」(体を温める)、帰経は「肺脾胃」(肺脾胃に効果がある)
秋冬の寒邪を追い払い、脾胃を温める効果があります。
黒糖の五味は「甘」、五性は「温」、帰経は「肝脾胃」
脾胃の働きを助け、血行を良くし、冷えからくる生理痛には効果的です。
秋や冬の間に月1〜2回ほど作って飲んでます!!
もちろん、週1でも全然いいと思いますが、体調と相談して飲んでください!
もし下痢気味や熱っぽい時は控えましょう!!
まとめ
サツマイモスープは子供でもお年寄りでも食べれるので香港では秋冬の代表スープデザートです。特に元気が出ない、疲れやすい人にはおすすめ。特に以下の症状がある人はぜひ飲んでみてください。
- 気虚や血虚
- 便秘や冷え性
- 風邪気味で寒気がする時
- ダイエット中
- 冷えから生まれる生理痛
ご愛読ありがとうございました。
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